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 |  白い影 
vol.2   
 
 メルマガ【夢を叶える開運法〜幸せになる術〜】より―
 
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 ■ 【その2】不可解な絵
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 「黒く長い帽子」
 
 「白い着物」
 
 「クレヨンでガーっと塗ったような真っ白い顔」
 
 
 
 8歳の男の子が見た、不気味な影。
 
 
 
 話ではわからないので、その後、絵にも描いてもらった。
 
 
 話の通り、黒く長い帽子と、振袖が描かれた白い着物。
 
 髪はないと言う。
 
 
 
 描かれた黒く長い帽子は、まさに、「えにし帽」。
 
 
 
 やっぱり神主さんだ!
 ネットで検索してみたら、神主さんの貸衣装サイトがあった。
 
 すぐに彼へその写真を見せました。
 
 「うん、こんな感じ。でも・・・ちょっと違う。」
 
 
 
 きっと誰か他のお宅が依頼したのだ。
 きっとそうに違いナイ!
 
 
 と、自分に言い聞かせながらも、、疑問が次々湧いてくる。
 
 
 (何故、あんな夕刻の薄暗い中でお祓いするのか?)
 
 (いやいや、きっと日中は忙しかったのかもしれない)
 
 
 (何故、我が家の敷地内で?)
 
 (お隣の家の片側をお祓いするのに、我が家へ入る必要があったのかもしれない)
 
 (わざわざ坂を上ってまで?)
 
 (・・・・・うぅ:汗)
 
 
 (何故、すりガラス越しに彼にお辞儀したの?)
 
 (きっと「お邪魔します」と、我が家の主にご挨拶をしていたとか・・・主ってダレ?:汗)
 
 
 (何故、お隣ではなく、こちらへ向かってだけお辞儀や動作をしたの?)
 
 (・・・・・・?)
 
 (お隣のお祓いなのに、お隣はお祓いせずに?わざわざ坂を上って?)
 
 (・・・・・うぅ:汗)
 
 (クレヨンでガーっと塗ったみたいに真っ白い顔で?)
 
 (・・・・・・・汗)
 
 
 
 
 彼が描いてくれた絵をボーッと眺めながら、
 
 自分に言い聞かせるように自問自答を繰り返していた。
 
 
 と、その瞬間ハッと気づいた。
 
 
 
 白い紙に鉛筆で描かれた長い帽子と着物姿。
 
 
 
 しかし、その帽子の絵に不可解な点があった。
 
 黒い帽子の中央に描かれた縦線。
 黒い帽子の一番下の部分に描かれた帯?のようなモノ。
 
 
 
 私:「この縦線・・・・これは何色?」
 
 男の子:「黒だよ。だけど、こんなふうに凹んでるの」
 
 (手で中へ折り込むようなしぐさをした)
 
 
 
 私:「この帯みたいなものは?何色なの?」
 
 男の子:「色は、白か黒かわからないけど、こんなのがあったよ。」
 
 
 帽子は黒。髪はナイ。顔は真っ白。境目にある帯。
 ・・・白か黒、どちらかわからないのは、なるほどである。
 
 
 
 変だ。
 
 
 
 彼は白い影が「すりガラスに映った」と言っていた。
 
 
 私は当然のように、「すりガラスの向こう側にいた」と思っていた。
 
 つまり家の外にいたのだと。
 
 
 夕刻の薄暗い時間である。
 玄関の片側全面の壁となっている分厚いすりガラス。
 
 
 黒い帽子の凹み?
 同じ色の帯?
 
 
 
 分厚いすりガラスの向こう側にいたとしたら、
 色が違わない限り、そんなモノが判別できるワケがナイ。
 
 日中明るい時間でも、洋服の柄など、
 大きく、色が違うなりしないと透けてなど見えないのだから。
 
 
 
 すりガラスに映ったのは、すりガラスの向こう側にいたのではなく
 すりガラスよりコチラ側にいた・・・・・?(汗)
 
 
 
 彼が見たものは、この世のものではナイのかもしれない・・・
 
 
 そう思ってしまったのです。
 
 
 
 でも・・・
 考え方が、飛躍しすぎだと思うかもしれませんよね。
 
 
 または、子供の話なのだから、信憑性がないと判断する方も
 おられるでしょう。
 
 しかし、彼はいたって真剣です。
 空想などではないことは、ハッキリわかります。
 
 
 ちなみに当人は、神主さんを見たことがありません。
 「着物」という言葉さえも知りませんでした。
 最初説明した時、彼は手を胸の辺りで、重ね合わせる動作で表現しました。
 
 
 それでも、いきなり霊的なことに結びつけるのは、
 普通ではないと思われるかもしれませんね。
 
 
 
 
 絵の説明を聞いてから、私は走馬灯のように
 これまでこの家で体験した、不思議な現象のことが頭をよぎりました。
 
 
 
 そして、
 私は思いきって、ある霊能者さんへお聞きすることにしたのです。
 
 
 (つづく)
 
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